大阪市営無軌条電車のあゆみ (RM LIBRARY210) epubダウンロード

大阪市営無軌条電車のあゆみ (RM LIBRARY210)

strong>本, 荻野 基

大阪市営無軌条電車のあゆみ (RM LIBRARY210) epubダウンロード
によって 荻野 基
4.3 5つ星のうち3 人の読者
ファイルサイズ : 23.71 MB
内容紹介「無軌条電車」とは聞きなれない言葉ですが、文字通り線路のない電車であり、一般にはトロリーバスと呼ばれますが、法規上は「鉄道」の一種です。 大阪市の無軌条電車は戦後の1953(昭和28)年に誕生し、最終的には路線長37.9km、車輌数134輌と、国内では最大規模の無軌条電車でした。 当初は市電に代わる存在として期待された無軌条電車でしたが、急速な自動車の普及とともに交通渋滞が深刻化すると、市電と同じく運行に支障をきたすようになり、またディーゼルエンジンのバスの大型化も進んだことからその存在意義が薄れていきました。その廃止は大阪が万博開催で賑わう1970(昭和45)年のことでした。 本書ではその誕生から廃止までの足跡をまとめます。
以下は、大阪市営無軌条電車のあゆみ (RM LIBRARY210)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
無軌条電車事業者としては4番目、関西では3番目に開業した大阪市営無軌条電車(トロリーバス)17年の歴史をコンパクトに纏めた一冊です。著者が事業者OBなので、内部資料と思われる図や写真も駆使して無軌条電車のあゆみを車両中心に解説しているのは、この冊子のシリーズの定番スタイルと言えます。路線が新市域(大正期以降に大阪市域編入された地域)に偏り、どちらかと言えば市民ですら馴染みが薄かった無軌条電車ですが、戦後復興期から高度成長期に至る大阪の街並と共に活写された、「バスのような、電車のような異形の乗り物」無軌条電車の姿は新旧の大阪市民には改めて興味を引くことでしょう。大気汚染やスモッグが深刻だった時代ですが、そんなことを忘れさせるくらいに空が広く感じられる写真の多さは特筆すべきものがあり、路線沿道の建築物や、看板に記された企業の名称すら今日では多くが消え去り、昭和が遥か遠くなったことをしみじみ感じさせる郷愁あふれる写真集でもあります。とは言え鉄道史考察の視点からは、著者が事業者OBなので関係者しか知り得ない職場の空気などの記述は現業の記録としては得難い物がありますが、無軌条電車の事業者内での位置づけとその後の経営に大きな影を落とすことになった、民営バスの競合問題など他社との軋轢についてはどうしても事業者寄りの立場となり、なおかつ切り込んで書くには立場上限界も感じられるのは仕方がないのかもしれません。また、一両ごと車両履歴表で消長を記したり、部品図面を掲載したりこのシリーズらしい車両に拘りがあるのは、読者の要求に応えるためと理解はしますが、部品図などは『日本のトロリーバス』(平成6年)や大阪市交通局車両課長執筆の『新しいトロリーバス』(昭和32年)など専門書で詳述されている分野なので、ただでさえ少ないページを割り振る必要性に疑問を感じます。そのしわ寄せではないとは思いますが、無軌条電車が都市交通として根付かずに終わった原因であり歴史考察のキモと言うべき、ディーゼルバスとの各種コスト比較や事業者内事情に関する言及が無く、OBの執筆であり『○○のあゆみ』と通史を謳っているのに僅か17年間の営業成績に関する簡単なグラフや表すら省かれているのは、この冊子シリーズ共通の欠点と言える、「車両偏愛の鉄道マニア的史観」に終始してしまっているのが残念です。これだけ情報社会が発達した今日ですら、一事業者の無軌条電車に関する単行本がほぼ皆無という状況で上梓された画期的な本書だからこそ、苦言も多くなりますが、他の無軌条電車や陽が当たったことが無い小事業者の研究書が、この本を手本としてシリーズのラインナップに加わることを期待したいと思います。最後に、ワンマンカーを示す車体帯は無軌条電車も市バスも赤色でしたが、ツーマン車との配色の違い、ワン・ツーマン兼用車はどんな配色だったのか?表紙以外モノクロ・オンリーの本書では読者にサッパリ伝わりません。印刷媒体では音の記録は再現不可能ですが、色の記録の再現は当たり前にできることであり本シリーズの趣旨では不可欠な筈ですので、多少の値上げは止むを得ないとは思いますがご検討されることを切望いたします。

0コメント

  • 1000 / 1000