〈声〉の国民国家 浪花節が創る日本近代 (講談社学術文庫)本無料ダウンロード

〈声〉の国民国家 浪花節が創る日本近代 (講談社学術文庫)

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〈声〉の国民国家 浪花節が創る日本近代 (講談社学術文庫)本無料ダウンロード
によって 兵藤 裕己
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内容紹介 近代日本の心性を創った浪花節芸人の〈声〉上からの法制度や統治機構でなく、大衆の側に立った浪花節が民族意識をもたらした。声を媒介に政治と芸能とを架橋し、近代国家の成立と展開を探る、斬新な試み。 内容(「BOOK」データベースより) 近代国家への歩みを始めた日本に国民国家の理念をもたらしたものは、上からの法制度や統治機構ではなく、大衆の側の浪花節芸人が語る物語と、彼らのメロディアスな“声”だった。前時代の封建的秩序を破壊し、天皇制の精神的支柱となった義理人情のモラルをつまびらかに分析、声を媒介に政治と芸能とを架橋して日本近代の成立を探る、斬新な試み。 商品の説明をすべて表示する
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日本の近代国家の形成に関する従来の説を覆すユニークな書。これまで明治以降の国民国家(天皇制国家)の理念の形成に大きな役割を果たしたのは父権的な家族制度であると言われてきたが、本書はこの説を覆して、明治期に登場した浪花節が語る物語とそのメロディアスな声こそ、その役割を担ったとする。特に、仇討ちもの(赤穂義士伝)、侠客もの(清水次郎長伝)、人情もの(唄入り観音経)といった浪花節によって語られる親(主君)と子(臣民)の義理人情のモラルが、明治以降の天皇制(親としての天皇と子としての国民)の精神的支柱になると共に、そこで語られる既存の法と秩序への反抗の心性(ルサンチマン)が明治以前の封建国家の秩序を破壊する役割を果たしたという主張は、多くの資料を駆使して大いに説得力がある。そして、その天皇制国家という理念が、浪花節の声や節を通じて、日本人に情緒的・感覚的・生理的に受け入れられた、ということになる。ただ、日本人の意識に「均質幻想」が生じたのは、ファミリーのモラルを説く浪花節によって、親たる天皇の赤子として国民はみな平等だとする平等幻想が大衆にもたらされたためだという説はやや説得力に欠ける。浪花節的な心性を持たない現代の若者にこうした「均質幻想」がむしろ強まっているからだ。また、浪花節が結果として否定的に語られているのも気になる。浪花節や説経節といった語り物には大きな魅力もあるはずだ。著者は浪花節が好きなだけに、その魅力と可能性についてもっと言及してほしかった。とは言っても、本書は、政治と芸能という異質なものの接点を探る大掛かりな試みであり、その点では成功している。日本近代史に関心のある人だけでなく大衆芸能に興味を持つ人には大きな示唆を与えるだろう。

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